生産の様子About

11月

次のシーズンの準備で、スイカの苗を育てるポットの殺菌・洗浄をします。
約6,000ポットを1つ1つ丁寧に処理をしていきます。      
美味しいスイカは、元気な茎葉があってこそ!です。

まず最初に冬瓜の苗を育てます。
冬瓜の子葉が出てくると、次に芽が出てくる場所を切り取ります。

そこへ、同じく子葉が出たスイカの苗の茎を削って、切り取った場所に差し込みます。


取れないように、洗濯ばさみで固定します。
このように、土台となる植物(冬瓜)に、違う種類の植物(スイカ)をつなげることを、接木と言います。
接木をすることによって、同じ場所で同じ作物を続けて栽培する、連作が可能になります。


スイカと冬瓜がドッキング(結合)するには、温度が30℃前後、湿度が90~100%の環境が必要です。
接木後の3~4日間は、30℃をキープするため、20分おきに温度計をチェックします。

12月

12月中旬から2月にかけて、ポットで育てた苗を畑に定植していきます。

1月

大きくなると、接木の部分がはっきり分かるようになります。
土に埋まっている部分が冬瓜、赤枠で囲っているところが接木の境目、そこから先に伸びているのはスイカの部分です。

定植から約40日で交配をさせていきます。
スイカの交配はなんと、1つ1つ手作業で雄花の花粉を雌花につけていきます!
交配して数日は、その後の成長に大きな影響を及ぼすので、温度管理など特に気を配ります。

メロンの交配は、ビニールハウスの中にミツバチを放して、手伝ってもらいます。
中央に見えるオレンジ色の箱が、ミツバチたちのお家です。

2月

12月に定植した苗では、スイカの赤ちゃんが見られます!
花の下の、少し膨らんでいる部分がどんどん大きくなっていきます。

直径4cmまで大きくなると、着果棒というものを立てます。

いつ植えたかが分かるように、色を変えながら目印になるよう着果棒を立てていきます。
この写真だと、白色と青緑色の着果棒を立てています。

3月

スイカ、メロン共に身が大きくなってくると、地面に直接当たらないように、下敷きをします。
これをすることにより、下の方まで糖度が行き渡って甘くなります。

朝の涼しいうちに収穫します。
傷が付かないように、タオルを敷いた手押し車で回収をしていきます。

タオルでスイカを拭き上げて、次の日の朝早くに、道の駅 スイカの里植木様に出荷します。
3月から6月にかけて、小玉スイカを皆様にお届けします!

5月

大きなトラックに載って、なんと約30tものスイカ用の堆肥が届きます!

約2年をかけて、スイカが喜ぶ堆肥になるよう、大切に熟成させます。

★随時更新していきます★